ソフォス、スパム対策を強化したメールセキュリティソフトを発売独自基準で解析

ボットネット経由で大量送信されるスパムメール対策機能を強化した。

» 2008年07月29日 14時43分 公開
[ITmedia]

 ソフォスは7月29日、企業向けメールセキュリティソフトの新製品「Email Security and Control」をリリースした。

 新製品は、ボットネットから大量配信されるスパムメールに対処するための独自機能「Sophos Sender Genotype Technology(遺伝子型送信者検知技術)」を搭載した。同機能は、IPアドレスを参照してスパムメールを遮断する従来型手法に加えて、動的なIPアドレスやドメイン名などのパターン、ボットネットからの通信に含まれる不審な「HELO/EHLO」リクエストなど解析することで、未知のスパムメールに対処する。

 これにより、スパムメールの判定精度が向上したという。さらに、スパムメールのパターンデータを5分おきに自動更新し、新手のスパムにも迅速に対処するようにした。このほか、TLS暗号化に対応して暗号化ソフトとの連携を容易にできるようにした。

 製品価格は、100ユーザーまでの場合が1ユーザー当たり年間3780円(税別)、1000ユーザーまでの場合が同2100円。大規模システム向けの「PureMessage for UNIX」とアプライアンスの「Sophos Email Appliance」のアップグレード版として提供する。

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