日本HPとUBIC、デジタルフォレンジックサービスで協業

企業や官公庁で情報漏えいなどの調査を自主的に行えるサービスを提供する。

» 2008年07月30日 19時05分 公開
[ITmedia]

 日本HPとUBICは7月30日、企業や官公庁を対象とした「デジタルフォレンジック」サービスで協業すると発表した。情報漏えいなどの調査を自主的に行える体制を支援する。

 デジタルフォレンジックは、情報漏えいやシステムの不正利用といった事件の際に、ログなどのデジタルデータを活用して調査・分析し、法的な証拠として利用していくための手法や技術の総称。こうした体制を事前に用意することで抑止力としても機能する。

 提携では、HPのワークステーションとUBICのデジタルフォレンジック用ソフトウェア「AccessData Forensic ToolKit 2.0」を組み合わせる。企業や官公庁を対象に、情報漏洩事故などでのデジタルデータの鑑識や法令違反者のデジタルデータに対する利用状況調査といった用途としてパッケージ製品の販売や導入支援サービスを2社が提供する。

 製品価格は、緊急性の高い現地調査などの機動性を特徴としたモバイルフォレンジックキットが250万円から、高性能処理を特徴としたワークステーションパッケージ(デスクトップ)が115万円から。フォレンジックの導入を支援するコンサルティングサービスも提供する。

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