オムニチュアは、ウェブ解析の初期導入を支援するコンサルティングサービスを提供すると発表した。
ウェブ解析ソフトを提供する米Omnitureの日本法人、オムニチュアは8月20日、ウェブ解析の初期導入を支援するコンサルティングサービスを提供すると発表した。ハイテク、小売、金融、自動車、旅行、メディアの6業種の企業を対象に、ウェブ解析手法などを提供する。
サービス名は「Omniture Fusion」。同社が提供するウェブ解析ツール「SiteCatalyst」を利用する企業が、解析したデータを基に具体的な改善施策を打てるようにする。典型的なケースで、1人のコンサルタントが1週間から1カ月程度でサービスを完了する。
例えばアウトドア商品の販売サイトが、登山靴の商品Aを販売する場合、サイト上のどのカテゴリーに陳列するかをデータをもとに判断できる。
紹介された事例では、解析の結果、Aが最も売れているサイト上のカテゴリーは「人気のアウトドアブランド」で、58.2%を占めていた。「フットウェアショップ」が18.6%、「キャンピング&ハイキング」が9.10%、「登山」が8.7%と続いた。この結果から、商品Aのプロモーションとしては、「“人気のアウトドアブランド”カテゴリーで特集コンテンツなどを掲載するのが効果的」という仮説が立てられるという。
オムニチュアが直販するユーザーには既にサービスを開始しており、代理店経由でサービス提供する際に必要な認証制度を年内に整える。
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