CRMの新潮流

オムニチュア、ウェブ解析のコンサルティングサービスを提供データで裏付けるマーケティング

オムニチュアは、ウェブ解析の初期導入を支援するコンサルティングサービスを提供すると発表した。

» 2008年08月20日 17時13分 公開
[怒賀新也,ITmedia]

 ウェブ解析ソフトを提供する米Omnitureの日本法人、オムニチュアは8月20日、ウェブ解析の初期導入を支援するコンサルティングサービスを提供すると発表した。ハイテク、小売、金融、自動車、旅行、メディアの6業種の企業を対象に、ウェブ解析手法などを提供する。

「コンサルタントの経験を顧客のビジネス課題解決に生かすのが新サービスの狙い」と話すカントリーマネジャーの尾辻マーカス氏

 サービス名は「Omniture Fusion」。同社が提供するウェブ解析ツール「SiteCatalyst」を利用する企業が、解析したデータを基に具体的な改善施策を打てるようにする。典型的なケースで、1人のコンサルタントが1週間から1カ月程度でサービスを完了する。

 例えばアウトドア商品の販売サイトが、登山靴の商品Aを販売する場合、サイト上のどのカテゴリーに陳列するかをデータをもとに判断できる。

 紹介された事例では、解析の結果、Aが最も売れているサイト上のカテゴリーは「人気のアウトドアブランド」で、58.2%を占めていた。「フットウェアショップ」が18.6%、「キャンピング&ハイキング」が9.10%、「登山」が8.7%と続いた。この結果から、商品Aのプロモーションとしては、「“人気のアウトドアブランド”カテゴリーで特集コンテンツなどを掲載するのが効果的」という仮説が立てられるという。

 オムニチュアが直販するユーザーには既にサービスを開始しており、代理店経由でサービス提供する際に必要な認証制度を年内に整える。

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