HP、仮想Firefox搭載の企業向けPC

HPの新PCは仮想ブラウザ「HP Firefox Virtual Browser」を搭載し、ユーザーをマルウェア攻撃から守る。

» 2008年09月09日 08時17分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は9月8日、仮想Firefoxブラウザを搭載した企業向けデスクトップPCなど、一連の企業向け新製品を発表した。

 企業向けの新PC「Compaq dc7900」は、仮想ブラウザ「HP Firefox Virtual Browser」を搭載。ユーザーはこのブラウザを使ってインターネットにアクセスでき、不正なソフトから攻撃を受けても、ワンクリックで元に戻せるという。このブラウザは仮想化されたランタイム環境で、不正なコンテンツをユーザーのインターネットアクセスから切り離し、ワンクリックで不要なプログラムを削除するため、スキャンや修復、アプリケーションの再インストールなどを少なくすることが可能とHPは説明している。

 またdc7900は、最大87%の電力変換効率を実現、電源設定をカスタマイズできる「HP Power Manager」を搭載している。セキュリティスイート「HP ProtectTools」も備え、電子署名で安全に電子メールをやりとりできる「Privacy Manager」、PCを廃棄する際に内部のデータを消去する「File Sanitizer」といった新機能を利用できる。

 dc7900は今月中に全世界で発売予定。価格は599ドルから。

 このほかHPは中堅小売業者向けのPOSソリューション「HP rp3000 Point of Sale」も発表した。9月30日発売で、価格は699ドルから。

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