VMware、Mac用仮想化ソフト最新版「VMware Fusion 2.0」を提供開始

Mac用仮想化ソフトのVMware Fusionが約1年ぶりにバージョンアップ。前バージョンのユーザーは無料でアップグレードできる。

» 2008年09月17日 08時03分 公開
[ITmedia]

 米EMC傘下のVMwareは9月16日、Mac用仮想化ソフト最新版「VMware Fusion 2.0」を提供開始した。Mac OS X 10.4.11以降に対応。VMware Fusionは、Mac OS XとWindowsのアプリケーションを、1台のIntelプロセッサ搭載Mac上で同時に動かせるソフトウェア。

 価格は79.99ドルで、VMware Fusion 1.xユーザーは無料でアップグレードできる。同社のWebサイトのほか、Appleや米国の小売店のオンラインストアで発売。近日中には、世界中のApple Storeや小売店でも販売を開始する予定。

 今回のリリースでは100種類以上の機能更新と新機能追加が行われているという。例えばマルチディスプレイをサポートし、Windowsアプリを複数のディスプレイ間で移動できるようになったほか、WindowsアプリケーションをMac OS上でネイティブアプリケーション同様に動作させる「Unity」機能が強化された。

unity view WindowsアプリとMacのアプリを同じように扱える

 またMacのキーボードのキーストロークをWindowsアプリケーション用に設定することなどが可能なった。

key mapping

 仮想マシンスナップショットの自動化により、安全性が向上。また複数のスナップショットをサポートし、仮想マシンに最高4個までの仮想CPUを追加できるようになった。Mac OS X Leopard Serverも仮想マシンとしてサポートする。

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