カカクコムの中間期の連結決算は大幅な増収増益となった。価格.comなどのサイトが順調にページビューを伸ばしたことで、PCや家電メーカーからの広告出稿が増加した。
カカクコムが11月6日に発表した2008年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比42.4%増の43億5500万円、本業のもうけを示す営業利益は同193.5%増の16億5000万円、純利益は同76.9%増の9億5300万円となり、大幅な増収増益となった。購買支援サイト「価格.com」や飲食店の口コミサイトなどが順調にページビューを伸ばし、広告収益に結びついた。
主力のインターネット・メディア事業の売上高は40億7600万円、営業利益は16億1400万円。大手量販店による価格.comへの参加が増え、集客数が増加。それに伴いPCや家電メーカーからの広告出稿やリスティング広告が順調に増え、前年を大きく上回る利益増につながった。
同社は売上高の増加に加え、運営サイトの閲覧回数の増加が計画を上回ったことやシステム運営の費用を削減できたことなどから、通期の連結業績予想を10月に上方修正している。通期での売上高は同34.7%増の93億5000万円、営業利益は同74.9%増の33億5000万円、純利益は同49.2%増の19億5000万円を見込む。
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