1111を祝うバイナリ界の巨匠たちHappy Binary Day

11月11日はバイナリデーとご存じの方もそうでない方も、バイナリ界の巨匠たちが寄せた祝賀コメントを読めば、潜在的なバイナリアン魂に火がつくかもしれない。

» 2008年11月11日 00時10分 公開
[西尾泰三,ITmedia]
いつものスラドのロゴも今日はバイナリ

 11月11日は何の日かご存じだろうか? 第一次世界大戦が休戦を迎えた日? 日本初の私鉄を建設した日本鉄道会社が設立された日? 無限連鎖講(ねずみ講)防止法が公布された日? もちろんそれらも11月11日に起こった出来事だが、ここで紹介するのはITにちなんだマニアックな記念日だ。

 スラッシュドット・ジャパンでは以下のように、バイナリデーにかんするトリビアがあるページで披露されている。

本日11月11日は、「1」が4つという並びから「バイナリデー(Binary Day)」と呼ばれています。日付がバイナリ値である日は、一年に9日(01月と10月と11月の01日、10日、11日)ありますが、「1」が4つ並ぶ11月11日を特に「バイナリデー」と呼ぶようです。ちなみに1111の約数は1、11、101、111だけ。また、1111は1から数えて(1桁の数を除くと)101番目の回文数(そのまま読んでも逆に読んでも1111)となります。

巨匠たちのコメントはどれも趣深い

 「真のバイナリアンは11月11日をそのままの意味で受け取りなどしない」といううわさがまことしやかに語られるIT業界の住人は、11月11日を脳内で瞬時にバイナリ値と認識する。そんなばかなと思うかもしれないが、少なくとも同サイトのどこかに設けられた入り口を越えた先にある特設ページに祝賀コメントを寄せているバイナリ界の巨匠たちはそうであるようだ。

 東京大学名誉教授にして「日本最初のハッカー」としても知られる和田英一氏もコメントを残している。日本のプログラミング分野に確かな足跡を残してきた氏のコメントはわたしたちに何かを訴えかけてくるようだ。

 そのほかにも、「Lispの仏さま」竹内郁雄氏。同氏もまた、「いや、10月10日が本当に祝うべきBinary Dayだろ。11月11日は本来11人対11人で行なうサッカーの日ではないか」とこのコメントの締め切り中毒の快感にひたりながら絞り出された秀逸なコメントでこの日を喜んでいる。また、FSIJのg新部裕氏、gotomで知られる後藤正徳氏、MonaOSの開発者、ひげぽん氏など世代を超えて集まった数多くのバイナリアンたちがまるでクイズのようなバイナリコメントで思い思いにこの日を祝っている。

 なお、当初スラッシュドット・ジャパンでは公開日時を「00:11」、つまり午前0時11分としていたが、これを「00:10」、午前0時10分に変更している。当サイトでも、その意図に敬意を表し、同時刻の公開とした。この1分の差に秘められた意図を読み取って、あなたもバイナリアンへの道を歩み出してみるのはどうだろう。

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