最新版では、グラフィカルなブートアップシステム「Plymouth」や接続共有機能「NetworkManager」などが加わっている。
Fedora Projectは11月25日、最新版デスクトップLinux「Fedora 10」をリリースした。
最新版では、仮想化の面ではリモートインストール、ストレージプロビジョニング管理が大幅に改善されており、仮想マシンホストおよびゲストのシステム管理が容易になっているという。セキュリティ面では、セキュリティ監査・検出ツールキット「SecTool」が盛り込まれている。ノートPCユーザーがほかのユーザーとワイヤレスでインターネット接続を共有できる「NetworkManager」も加わった。
グラフィカルなブートアップシステム「Plymouth」も備える。これは新しいカーネルモード設定機能を利用してブートを高速化するためのもの。主にATI製品向けだが、今後対応製品を拡大する予定。
このほかWebカメラなどサポートするハードが増え、プリンタの処理も向上している。Fedora 9で導入したソフト管理ツール「PackageKit」を拡大して、オンデマンドのコーデックソフトインストールも可能になった。OpenOffice.org 3.0およびGNOME 2.24.1も同梱する。
Fedora 10はFedora Projectのサイトから無償でダウンロードできる。
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