不正アクセスを受けホームページの運用を停止していたJR北海道は、安全が確認できたとして一部を再開した。完全復旧にはしばらく時間がかかる見通しだ。
JR北海道は12月11日、不正アクセスを受けて停止していたホームページの一部を再開した。
同社のホームページは11月12日に外部からの不正アクセスを受け、「イベントチケット情報」「列車運行情報」「特急列車空席案内」の3つのWebページが改ざんされていた。これらのページには不正プログラム「JS_AGENT.IMK」が埋め込まれており、閲覧者はウイルスに感染する恐れがあった。
今回安全が確認できたとして、一部のホームページを再開した。「時刻・運賃案内」の一部、「特急列車空席案内」「イベントチケット情報」はまだ再開していないほか、「JR北海道携帯サイト」と「JR北海道グローバルサイト」はすべてのページが停止している。
停止しているページの再開にはしばらく時間を要するとしている。
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