ヤマハとトレンドマイクロが協業し、中小企業向けルータにウイルスバスターのセキュリティ検査機能を実装する。
ヤマハは12月16日、トレンドマイクロと協業して中小企業向けルータ「SRT100」にクライアントのセキュリティ状態を検査する機能を追加提供すると発表した。
ヤマハとトレンドマイクロは、トレンドマイクロの企業向けウイルス対策製品「ウイルスバスターコーポレートエディション 8.0」と同中小企業向けの「Trend Micro ビジネスセキュリティ 5.0」をSRT100で協調動作できるようにする。トレンドマイクロ製品からクライアントPCのセキュリティ状態(OSやウイルス定義ファイルなどのバージョン)をチェックし、基準を満たさないPCはインターネット接続を許可しないなどの対処ができる。
ヤマハは同日に協調動作に対応したSRT100用のファームウェアを公開。既存ユーザーは無償でダウンロードできる。今後、機能拡張などのソフトウェアが公開されると機器が自動的にダウンロードするため、利用者は管理などの手間が軽減されるという。
ヤマハは今後1年間で3000台の販売増を見込んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.