Firefoxのアップデート公開、深刻な脆弱性に対処Firefox 2は最終リリース

脆弱性を修正したFirefox 3.0.5とFirefox 2.0.0.19が公開された。Firefox 2は今回が最後のリリース。

» 2008年12月18日 07時55分 公開
[ITmedia]

 Mozilla Foundationは12月16日、Firefoxブラウザのセキュリティアップデートを公開し、複数の深刻な脆弱性に対処した。

 新たに公開したFirefox 3.0.5とFirefox 2.0.0.19では計10件の脆弱性を修正した。特にセッション復元機能におけるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性(MFSA 2008-69)、XSSとJavaScriptの特権昇格(MFSA 2008-68)、フィードプレビューを通じたXSS攻撃の追加修正(MFSA 2008-62、Firefox 2のみ)、メモリ破壊の形跡があるクラッシュ(MFSA 2008-60)の4件は危険度が高く、重要度「最高」に区分けされている。

 これら脆弱性の一部はThunderbirdとSeaMonkeyにも影響し、SeaMonkeyはアップデート版の1.1.14が公開された。Thunderbirdは2.0.0.19で対処するとみられる。

 なお、Firefox 2は今回が最後のリリース。Firefox 2.0.0.19ではフィッシング対策機能の提供が打ち切られ、今後の更新もなくなるため、MozillaはFirefox 3へのアップグレードを促している。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ