IHIは、火力発電所などの情報が従業員の私有PCからファイル交換ソフトを経由して、6日間にわたり流出していたことを明らかにした。
IHIは12月17日、従業員の私有PCから火力発電所などの情報がインターネット上に流出していたことを明らかにした。
流出したのは火力発電所のボイラー設備の点検報告書など。12月9日から14日の間、業務資料254Mバイトと940Mバイトの写真データが流出していた。
同社によると、火力発電所の定検改造工事を担当した従業員が、撮影した写真のデータなどを外付けのHDDに保存し、データを消さないままウイルスに感染した私有PCにつないだことが原因という。ファイル交換ソフト「Share」を介して情報が流出した。
原子力発電所関連の情報は流出していないとしている。
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