Firefoxの人気アドオン「Firebug 1.3」がリリース

バグ修正、機能強化が図られたFirebugの最新版がリリースされた。

» 2009年01月09日 14時38分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 Firebug開発チームは1月7日、オープンソースのデバッグツールの最新版「Firebug 1.3」を発表した。Webブラウザ「Firefox」の拡張機能で、Firefoxのバージョン2と3に対応する。40以上のバグ修正のほか、幾つかの機能強化が図られた。

ネットワークのモニタリング画面

 Firebugは、CSS、HTML、JavaScriptの編集と表示、JavaScriptのデバッグと分析をリアルタイムにできるツール。最新版では、ブラウザの接続状況を確認する「Net Panel」をバージョンアップし、機能を増やした(Firefox 3.0.4以降でサポート)。また、大規模なJavaScriptファイル向けの「Script Panel」の表示を高速化したほか、コンソール/コマンドラインを強化し、定義されていないコンソールの問題を回避した。トレーシングでは、Firebugでのデバッグを支援する「TraceConsole」が強化された。

 ライセンスはBSDを採用、Firefoxアドオン集のページやFirebugのWebサイトからダウンロードできる。エンドユーザーバージョン、トレーシング機能が有効となったアーリーアダプタ向けXバージョンの2種類がある。

 Mozilla Foundationが開発中の「Firefox 3.1(Shiretoko)」向けとしては、「Firebug 1.4」(現在、α版)を開発中。

編集者の一言

一時期は開発が停滞していたFirebugですが、2008年中ごろから再び開発が盛んとなった末のバージョン1.3リリースです。同バージョンは2009年内に登場するであろうFirefox 3.1での動作は保証されないとのことなので、ポイントリリース的な扱いのようですが、Web開発者であれば入れておきたいエクステンションの1つです。Firebugの使い方を紹介した「FirebugによるWebコードのデバッグ」も併せてお読みいただくとよいでしょう。

西尾泰三

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