慶大経済学部、日本建築特有の「大和比」でホームページをデザインサイト構造は3階層まで

慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科が刷新したホームページは、日本建築に用いられている比率「大和比グリッド」の活用や、サイトの構造を3階層までにして情報にたどり着きやすくするといった工夫が凝らされている。

» 2009年01月15日 08時30分 公開
[藤村能光,ITmedia]
「慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科」サイト 「慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科」サイト

 慶應義塾大学経済学部・大学院経済学研究科は2008年12月25日にホームページを刷新した。必要最低限のスペックを掲載した従来の学部サイトを刷新し、来訪者に学びの意欲を持ってもらうようなデザインを目指した。同サイトの構築を手掛けたアイ・エム・ジェイ(IMJ)が、刷新のコンセプトやデザインの詳細を1月14日に発表した。

 同大学はホームページの刷新に当たり、「伝統と新しさを備える経済学部のたたずまいや特徴」を伝えることを目指し、教育のコンテンツを掲載した「Academics」、人に焦点を当てた「People」、卒業生の実績を紹介した「Career」の3カテゴリーをトップページに掲載するデザインを採用した。

 学生や教授の顔写真を表示したパネルアイコンを使って情報の一覧性を高めたり、サイトの構造を3階層までにとどめたりすることで、サイトの来訪者が必要な情報に素早くたどり着けるようにした。コンテンツの面では、「教員一覧」を充実させた。経済についてそれぞれの視点で語った教員インタビューを掲載し、「サイトに訪れたユーザーの学びの意欲をかき立てるようにした」(IMJ)。


大和比グリッド 大和比グリッドのイメージ(出典:IMJ)

 デザインの構図には「大和比グリッド」を活用。仏像の顔や法隆寺の平面図といった日本建築や彫刻に用いられてきた大和比(1:√2)をWebサイトに投影し、均整の取れたデザインを目指したという。

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