三菱電機はホームページの刷新にインターウォーブンのCMSを採用した。更新のしやすさからコンテンツの更新率が約3倍程度に上がり、ページビューは倍増した。
三菱電機は、同社のホームページの一部をインターウォーブン・ジャパンのCMS(コンテンツ管理システム)「TeamSite」で刷新した。インターウォーブンが10月31日に発表した。
同社は、年次報告書などの刊行物を紙で作った後にデータをWebコンテンツに変換していた。そのためWebサイトでの情報発信に時間がかかっていた。そこで最初にWebサイトで情報を発信し、そのWebコンテンツを刊行物に活用する仕組みを作ることにした。
刷新したのはホームページ内の投資家向けサイトと法人向けサイト。TeamSiteを選んだ理由は、既存のコンテンツをそのまま活用できるという点。三菱電機はTeamSiteのテンプレートにコンテンツを入力してWebページを作成。既存のWebコンテンツを移行することに成功した。「サイトプリントシステム」も実装し、Webコンテンツを刊行物に匹敵する質で印刷できるようにした。
刷新によりページビュー(PV)は従来の2倍以上になった。メニューやインタフェースを設計しなおしたことで、サイト内の回遊率も上がった。これまで株主総会直後に33%程度しか更新できなかったWebコンテンツは、テンプレートを使うことで94%まで更新できるようになった。今後はホームページ内の個人向けサイトもCMSで刷新するという。
三菱電機の大矢富保宣伝部担当部長は「PVが向上したことで、ユーザーに見てもらっているという意識が社内で高まり、更新頻度も増えた。今後は三菱電機の技術を伝えるコンテンツを用意する」と発表文内でコメントしている。
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