Amazon、決済サービスを構築できるAPIを正式公開

開発者はAmazonのAPIを使って、オンライン決済サービスを構築できる。

» 2009年02月06日 09時21分 公開
[ITmedia]

 米Amazon.comは2月5日、開発者が同社の決済インフラを利用できるサービス「Amazon Flexible Payments Service(FPS)」を正式公開した。また、FPSを簡略化した「Amazon FPS Quick Starts」も立ち上げた。

 Amazon FPSでは、開発者はAmazonのWebサービスAPIを使って独自の決済サービスを構築し、自身のサイトに組み込んで、商取引や寄付の受付、定期的な支払い処理などに利用できる。利用には初期費用などは掛からず、取引ごとに料金を支払う。Amazon FPSを使った決済サービスでは、Amazonに登録済みのユーザーは、Amazonのログイン情報や配送先情報を使って支払いをすることができる。

 Quick Startsは、さまざまなFPS APIをセット化して、取引処理のプロセスを簡略化したもの。ネットショッピングなど1度限りの支払いを処理する「Basic Quick Start」、会費制サービスや従量制サービスなどの定期的な支払いや延滞に対応する「Advanced Quick Start」など複数のセットを用意している。

 3月15日までにAmazon FPSに登録し、6月1日までに決済アプリケーションを立ち上げた開発者は、90日間無料で支払い処理ができる(ただし、取引額合計50万ドルまで)。

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