NTTアイティは、情報を必要としている人と、知識やノウハウを持っている人を結び付け、企業内の情報共有を進めるポータルシステム「EasyCommunicator for SNS」を発売する。
NTTアイティは2月9日、情報共有ポータルシステム「EasyCommunicator for SNS」を2月16日に発売すると発表した。社内の各部門や個人が抱え込んでいる情報をポータル画面経由で“資産”として活用できるようにする。
これは、情報を必要としている人と、知識やノウハウを持っている人を結び付け、企業内の情報共有を進めるポータルシステム。ある問題を抱えている人がEasyCommunicator for SNSを使うことで、企業内のさまざまな情報から参考になる経験やノウハウを探し出し、その情報を発信している人と相談もできる。
利用者は、所属する組織やプロジェクトごとに「グループ」を作成し、そのメンバーとして情報ポータルに参加する。メンバーが書き込む情報はエントリー(記事)として登録され、ほかのメンバーと共有できる。書き込んだエントリーは、PCや携帯電話のメールに自動で配信するように設定できる。
ユーザーが書き込む情報に加え、企業で利用しているグループウェア、ブログ、掲示板の情報を集約して1つの画面から閲覧することもできる。感心のあるテーマを登録すると、エントリーの中から自動でそのテーマに関連する情報を収集し、専用画面の「マイポータル」に表示する。電子メールやWebサイトに掲載している記事をポータルに取り込むオプションサービスも用意している。
動作環境は、EasyCommunicator for SNSのサーバは、CPU/メモリが「Intel Core 2 Duo」/2Gバイト以上、OSが「Red Hat Enterprise Linux 5 日本語版」。EasyCommunicator for SNSのクライアントPCは、CPU/メモリが「Intel Celeron 2.0GHz」/1Gバイト、OSが「Microsoft Windows Vista 日本語版」および「Microsoft Windows XP 日本語版」、Webブラウザが「Microsoft Internet Explorer 6」以降および「Mozilla Firefox 2」以降。
価格はオープン。年間20システムの販売を見込む。
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