Mac版Google ChromeのでWebサイトを表示したスクリーンショットが公開された。MacとLinux対応の開発状況の情報は、Browser Bootstrappingで入手できる。
GoogleのWebブラウザ「Google Chrome」のMac対応版の開発作業を進めるGoogleの開発者マイク・ピンカートン氏が、初のスクリーンショットを公開した。Windows版が登場して約5カ月が経過するが、Mac版リリースはもう少し先になりそうだ。
ピンカートン氏は2月12日、自身のブログで、レンダラプロセスでWebページをロードし、タブで表示することに成功したとして、Mac上で動くChromeでWebページを表示したスクリーンショットを公開した。だが、「クリック操作はできず、レンダラがクラッシュする」など、道のりは長いとしている。
同氏によると、Mac対応チームは現在、レイアウトテストからWebKit互換性に作業を移行させ、対応作業を急ピッチで進めているという。Mac版では、Cocoaをフロントにしたクロスプラットフォームインフラを利用し、タブ内でレンダラを動かす。
Googleは2008年9月にChromeのWindows版を公開したが、MacとLinuxへの対応はまだ実現していない。同社はChrominumでMacおよびLinux対応に関するドキュメンテーション「Browser Bootstrapping」を公開し、開発状況を報告している。それによると、2月中旬までに、マルチプロセスインフラを利用し、動作中のブラウザウィンドウでダブルクリック対応アプリケーションを動かすことを目標にするとしている。
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