Panda Securityによれば、2009年第1四半期の新種スパイウェア数は前四半期に比べて6倍以上に増えた。
スペインのセキュリティ企業Panda Securityは、2009年1〜3月期のマルウェア動向を発表した。スパイウェアの検出数が大幅に増加した。
マルウェアの種類別の割合は、トロイの木馬が31.51%、アドウェアが21.13%、ワームが11.64%、スパイウェアが6.48%などだった。マルウェア全体に占める新種の割合は約73%で、特に新種のスパイウェアは2008年10〜12月の2.50%から13.15%に急増した。
検出数の最多は「Virtumonde」だった。
地域別では台湾が31.70%で最も多く、以下、ブラジルとトルコが続いた。また、Confickerワームによる感染被害も多数目立った。PandaLabsテクニカルディレクターのルイス・コロンズ氏はリポートの中で、「スパイウェアの劇的な増加の背景には、多数のユーザーに感染される狙いがあるようだ」と指摘している。
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