Panda Securityは、オンライン上のデータベースを利用してマルウェア検知を行うセキュリティ対策ツール「Panda Cloud Antivirus」を無償公開した。
セキュリティ企業のPanda Securityは4月29日、オンライン上のデータベースを利用してマルウェア検知を行うセキュリティ対策ツール「Panda Cloud Antivirus」のβ版を公開した。
同ツールは、従来ローカルにインストールされているパターンファイルを用いて行っていたマルウェア検知をインターネット経由でできるようにしたもの。ローカル上にパターンファイルを持つ必要がなく、メモリ使用量やシステムパフォーマンスへの影響を削減できるとしている。
オンライン上のパターンファイルのデータベースは、同社製品のユーザーから提供されるマルウェア情報を基に常時更新され、新種のマルウェアを約6分程度で分類する。一日あたり約5万種の検体がユーザーから提供されており、同ツールを使用することで新種のマルウェアから迅速にコンピュータを保護するという。
同ツールには、ローカル上でもウイルスやスパイウェア、ルートキットなど検出するための機能が実装されているが、メモリ使用量は約17Mバイトで、従来型のツールに比べて約50%軽量化した。
提供されるのは英語版、ドイツ語版、スペイン語版となっている。
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