オープンソースのSNSソフト「SKIP」がバージョンアップ2件の脆弱性に対処

オープンソースのSNSソフト「SKIP」に2件の脆弱性が存在し、SKIP開発チームが機能改善などを併せて行った更新版をリリースした。

» 2009年05月11日 17時13分 公開
[ITmedia]

 オープンソースのSNS構築ソフトウェア「SKIP」にSQLインジェクションとクロスサイトスクリプティングの2件の脆弱性が見つかり、情報処理推進機構とJPCERT コーディネーションセンターが5月11日付で情報を公開した。SKIP開発チームがバージョンアップで対処した。

 脆弱性はSKIP ver.1.0.2以前およびSKIP ver.1.1RC2に存在し、悪用されるとWebブラウザ上で任意のコードを実行されたり、情報漏えいやコンテンツの改ざんなどの被害を受けたりする恐れがある。

 SKIP開発チームは脆弱性を修正したver1.1.0を公開。併せて記事の添付画像を共有ファイルとして管理する機能やプロフィールのカスタマイズ、OpenIDへの対応、パスワード強度の強制化や有効期限の設定といったセキュリティ管理機能の強化を図った。v1.0系のメンテナンスリリースとしてv1.0.3も公開した。

 SKIP開発チームはver1.1.0の利用を推奨している。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ