クリエイターズ・ヘッド、ファイルの使用範囲を制限するセキュリティ製品を発売情報漏えいを遮断

専用フォルダとアプリケーションを指定することで情報漏えいを抑止するセキュリティ対策製品をクリエイターズ・ヘッドが発売した。

» 2009年05月18日 17時55分 公開
[ITmedia]

 クリエイターズ・ヘッドは5月18日、情報漏えい対策製品「Project Capsuler」を発売した。ファイルの使用範囲を制限することで、漏えいリスクを軽減する。

 同製品は、まず特定の業務やプロジェクトに関係するユーザーのPC上に専用フォルダを作成し、専用フォルダで利用可能なアプリケーションを設定する。専用フォルダ内では設定したアプリケーションとファイルしか利用できない。データをほかのユーザーに受け渡して利用する場合には、相手先にも提供者の専用フォルダと同じ条件が設定された専用フォルダが必要になる。

Project Capsulerの利用範囲イメージ

 専用フォルダの作成や設定は権限者が行う。独自に開発した「Jamesエンジン」を使用してファイルをカプセル化し、不正改ざんをできないようにした。信頼された人物や作業環境、運用フローなどを基にしてデータの使用範囲を制限することで、企業内からの情報漏えいを抑止するという。

 価格は制限するアプリケーションの種類によって異なる。Microsoft OfficeやAdobe PDFなどの場合は、1クライアントあたり1万9800円から。Visual Studioなど開発環境にも対応し、動作環境はWindows XP Professinal SP2となっている。

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