OracleのSun買収、舞台裏で何が起きていたのか(2/4 ページ)

» 2009年05月25日 07時00分 公開
[Chris Preimesberger,eWEEK]
eWEEK

 Sunは4月20日の発表で、独立系のITハード、ソフトサービス企業としての27年間の歴史を終え、Oracleに買収された。ここからは、そこに至った出来事と決定を時系列で記す。

2008年11月6日:「関係者A」のCEO(IBMのサム・パルミサーノ氏)がSunの社長兼CEO、ジョナサン・シュワルツ氏に接触し、事業統合を提案する。SEC文書のこの部分では、「買収」「合併」という言葉は使われていない。

12月19日:SunとIBMが機密保持契約を結び、IBMがSunの資産査定を開始する。

2009年1月28日:IBMがSunに仮の買収案を提示し、1株当たり8.40〜8.70ドルの現金での買収を提案。当時のSunの株価に約80%のプレミアムを乗せた価格だった。

1月29日:SunがIBMによる買収あるいは合併に向け、Credit Suisseを顧問に迎える。

2月12日:シュワルツ氏がSun取締役会の指示で、「関係者B」――eWEEKはHPだと聞いている――のCEOと戦略的取引の可能性について話をする。

2月18日:SunがHPと機密保持契約を結び、HPが独自にSunの資産査定を開始する。

2月20日:IBMがSunに修正版の買収案を提出。提示額は1株10ドル。

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