東証、会議ごとに配る「50ページ、数十部」の資料を電子化

東京証券取引所は会議室に液晶ペンタブレットを導入し、紙の配付資料を削減した。

» 2009年06月09日 11時49分 公開
[ITmedia]

 東京証券取引所(東証)は、同社の会議室に液晶ペンタブレットを使用した会議システムを導入し、5月から運用を開始した。社内の会議で使う紙の量を減らし、印刷や製本の手間を軽減するのが狙い。液晶ペンタブレットを提供するワコムが6月9日に発表した。

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 この会議システムは、液晶ペンタブレットを会議参加者の前に設置し、資料をディスプレイに表示する。発表者が説明資料に書き込みをすると、参加者全員の画面にもリアルタイムに表示される。紙の資料に比べて、発表内容が伝わりやすくなったとしている。

 東京証券取引所はこれまで、30〜50ページの資料を会議ごとに印刷し、数十部を配布していた。新システムの導入により、資料を印刷する必要がなくなった。

 東京証券取引所では、新システムの導入でペーパーレス化や会議の効率化が進んだ。今後は、取締役会などの会議でも同システムの活用を検討している。

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