JAXAは、PHS端末1台で内線と外線通話を利用できるウィルコムのサービスを導入する。
ウィルコムは7月21日、内線通話をPHS端末で利用できるようにするサービス「W-VPN」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に採用されたと発表した。JAXAは2000台規模で運用するという。
W-VPNは、企業や組織の電話設備をウィルコム網に接続することで、PHS端末で内線通話が利用できる定額制サービス。屋外のPHSに内線番号をプッシュするだけで通話できるため、携帯電話などで電話をするよりも通信コストの削減につながるとウィルコムでは説明している。
JAXAでは7月に東京事務所へサービスを導入し、段階的に全国の拠点に展開する計画。最終的に2000台のPHS端末を利用するという。端末にカメラを搭載せず、防水機能を持った「WX330J-Z」を採用。管理者がユーザーの端末利用に関するポリシーを一括で遠隔設定でき、紛失や盗難時にデータ消去や端末ロックが可能なサービスも併せて導入した。
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