Google、Chrome 3の安定版リリース HTML5サポートを強化

Chrome 3は高速化のほかHTML5のvideoタグをサポートし、プラグインなしでの動画再生が可能になっている。

» 2009年09月16日 09時06分 公開
[ITmedia]

 米Googleは9月15日、Chrome 3.0の安定版をリリースした。

 このバージョンは従来よりも高速化されており、JavaScriptのパフォーマンスはβ版と比べて150%、Chrome 2安定版リリースと比べて25%向上しているという。

 HTML5機能も追加しており、特にvideoタグのサポートで、動画をWebページに画像のように簡単に埋め込めるようになり、プラグインなしでの動画再生も可能になった。audioタグ、canvasタグもサポートする。

 「新しいタブ」ページのデザインも一新し、よく訪問するWebサイトのサムネイルをドラッグ&ドロップで簡単に並べ替えられるようになっている。特定のサムネイルを固定して、このページに常に表示されるようにすることも可能だ。よく訪問するサイトのリストだけを表示するといったようなカスタマイズも可能になっている。

「新しいタブ」ページの新デザイン(左)と旧デザイン

 アドレスバー「Omnibox」も改良し、ドロップダウンメニューにアイコンを追加して、おすすめサイト、検索、ブックマークなどを簡単に見分けられるようにした。ブラウザの外観をカスタマイズできる「Themes for Google Chrome」もリリースした。Themes Galleryで多数のテーマを公開している。

「Star Gazing」テーマのプレビュー

 Chrome 3はGoogleのサイトから無償でダウンロードできる。対応OSはWindows VistaおよびXP SP2。

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