OSGiフレームワークの軽量ランタイム環境「Felix Karaf 1.0.0」がApache Felixチームからリリースされた。
Apache Software FoundationのApache Felixチームは9月29日、OSGi(Open Services Gateway initiative)フレームワークのランタイム環境「Felix Karaf 1.0.0」を公開した。ホットデプロイ、動的なコンフィギュレーションなどを特徴とする。OSGiはJavaモジュールの実行や設定管理を行うフレームワーク。
Apache Felixは「OSGi R4 Service Platform」の実装で、OSGiフレームワーク、標準サービスなどを含む。Felix Karafは、OSGiベースの小型ランタイムで、さまざまなコンポーネントやアプリケーションを実装できる軽量コンテナを提供する。
OSGiバンドルのホットデプロイ機能をサポート、実装ディレクトリ内にあるjarファイルをモニタリングし、フォルダ内にjarファイルがコピーされるとランタイム内部にインストールする。その後、変更を加えると自動的に処理されるという。
このほか、ConfigurationAdminを使った動的な設定、Log4J対応ロギングシステム、プロビジョニング、拡張性のあるShell Console、ネイティブOSとの統合、JAASベースのセキュリティフレームワークなども特徴とする。OSGi 4.2ベースの「Felix Framework 2.0.0」「Eclipse Equinox 3.5」もサポートする。
Felix Karafの利用にはJava 5が必要。プロジェクトのWebサイトから、Windows版およびLinux/Mac OS X/UNIX版をダウンロードできる。
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