NTTコミュニケーションズは、同社データセンターを利用した仮想サーバのホスティングと大容量ストレージのクラウド型サービスを始める。
NTTコミュニケーションズは10月8日、同社のデータセンターを利用したクラウド型仮想ホスティングサービス「グリーンホスティング ベーシック」と、大容量ストレージサービスの「グリーンホスティング」を発表した。グリーンホスティングを15日から、グリーンホスティングを12月からそれぞれ提供する。
両サービスでは、同社のVPN網とVPN接続サービスを活用することでセキュリティを確保しながら、同社のデータセンターへ容易にアクセスして利用できるのが特徴。トラフィックを意識することなく、定額料金で利用できる。
グリーンホスティング ベーシックは、中小・中堅企業が同社データセンターに設置したサーバリソースへVPN網もしくはインターネット経由でアクセスできるもの。仮想化技術を利用しているてため、サーバ運用におけるコストを削減できるという。
既に大企業向けには「グリーンホスティング」の名称で提供しており、ベーシックの開始に伴って既存サービスは「グリーンホスティングエンタープライズ」に変更する。ベーシックのサービスは2010年3月31日まで無償提供し、同年4月から有償化する予定。なお、利用企業には事前にヒアリングを実施して、最適な利用環境を用意するという。
グリーンストレージは、同社データセンターに設置するファイルサーバ機能をネットワーク経由で利用するアウトソーシング型のサービス。Active Directoryを利用した認証連携やバックアップ機能などを備えおり、日常業務での膨大なファイルやデータを安全に保管する。
100Gバイト〜10テラバイトまで100Gバイト単位で利用でき、利用料は100Gバイト当たり月額2万1000円。同社では今後、海外向けにも仮想化技術を応用したホスティングサービスを強化していく方針だという。
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