NovellはGoogle Appsに乗り替えるというロサンゼルス市の決定を、「経済面でもセキュリティ面でも懸念がある」と批判している。
米Novellが、同社製品からGoogleに乗り替えるというロサンゼルス市の決定を批判している。
ロサンゼルス市はこれまで、電子メールや予定表などの機能を備えたNovellの「GroupWise」を利用してきたが、先週、Google Appsに乗り替えることを決定した。
Novellは10月29日付のPRブログで、この決定は「経済面でもセキュリティ面でも懸念がある」とし、「市議会に対しては、Googleのシステムは市や市民のデータのセキュリティに関して大きなリスクがもたらすという明確な証拠が提示された」と指摘している。また、Google Appsを導入すると、移行やトレーニングなどのコストが掛かり、最初の1年で150万ドルの税金を追加投入することになるとも主張している。
「ロサンゼルス市はデータのセキュリティを確保し、税金を節約するために実証済みのGroupWiseを選ぶべきだった。彼らは見返りなしにリスクを取った」とNovellは批判している。
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