Firefox 3.6のβ3公開 拡張機能によるクラッシュ防止策盛り込む

Firefox 3.6β3ではクラッシュ防止のため、Firefoxのコードが置かれているコンポーネントディレクトリを「閉鎖」し、サードパーティー製ソフトがアクセスできないようにした。

» 2009年11月20日 07時00分 公開
[ITmedia]

 Mozilla Foundationは11月18日、次期版ブラウザ「Firefox 3.6」のβ3をリリースした。サードパーティー製ソフトによる問題を防止するための変更などを盛り込んでいる。

 β3では安定性を向上させる対策として、Firefoxのコードが置かれているコンポーネントディレクトリを「閉鎖」し、サードパーティー製ソフトがアクセスできないようにした。これまでFirefoxの機能拡張の方法としては、アドオンのほか、サードパーティー製ソフトがコンポーネントディレクトリに独自のコードを追加するという手法があった。だが後者の方法では、ユーザーがコンポーネントをアドオンマネージャで管理できず、さらにバージョン情報がないためにFirefoxがアップデートされると互換性問題が起きるという。これがパフォーマンス低下やクラッシュなどの問題を引き起こしていたため、コンポーネントディレクトリを閉鎖したと説明している。

 ほかにもβ3では80を超えるフィックスのほか、スクリプトの非同期実行でページのロードを高速化する機能も追加した。

 Firefox 3.6は最新版レンダリングエンジン「Gecko 1.9.2」を採用しており、スキンアドオン「Persona」や古いプラグインを通知する機能などを備えている。

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