Mozilla Foundationは10月30日、Firefox 3.6(コードネーム:Namoroka)のβ1をリリースした。Windows、Linux、Mac OS X向けの日本語を含む各国版がMozillaのサイトからダウンロードできる。
Firefox 3.6は開発中のレンダリングエンジン「Gecko 1.9.2」を採用しており、β1では新たにスキンアドオン「Persona」を組み込んでWebブラウザの外観を1クリックで変更できるようにしたほか、更新が必要なプラグインがあるとユーザーに警告する機能を追加した。オープンフォーマットのビデオをフルスクリーンで表示できるようになり、オープンなWebフォントフォーマットの「WOFF」をサポートし、新たなCSS、DOM、HTML5技術をサポートした。また、JavaScriptのパフォーマンスと、Webブラウザの応答性と起動時間を改善したとしている。
α1版リリース段階ではβリリースは9月初頭の予定だったが、大幅に遅れた形だ。今後のスケジュールはFirefoxの議事録によると、11月下旬にRC版(リリース候補版)を公開し、正式版は12月にリリースする見込みとなっている。
Mozillaは、このバージョンはフィードバックを得るためのβ版であるため、常用Webブラウザとしては利用しないよう求めている。
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