Lenovoが昨年1月に売却したモバイルメーカーLenovo Mobile Communication Technologyを買い戻し、モバイルインターネット市場への取り組みを強化する。
中国のLenovo Groupは11月27日、昨年1月に売却したモバイルメーカーLenovo Mobile Communication Technologyを買い戻すと発表した。買収総額は約2億ドルで、現金と同社の株式で支払うという。
Lenovo Mobileは2002年にLenovo Groupと中国のXiahua Electronicsが設立した合弁企業で、Lenovoは2008年1月、主力であるPC事業に専念するとして同社をHony Capital率いる投資家グループに売却した。
Lenovoによると、Lenovo Mobileは現在、中国携帯端末市場で第3位を占めており、国内ブランドでは第1位だという。この買い戻しにより、Lenovoは急成長している中国のモバイルインターネット市場への取り組みを強化する狙いだ。同社は、両社の新製品開発、製造プロセスの合理化、販売チャンネルの強化などにおけるシナジー効果によって中国の新たなモバイルデバイス市場をリードするとしている。
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