Software Freedom Law Centerは、ユーテイリティツール「BusyBox」の製品への組み込みについて、韓国Samsung Electronicsなど14社をGPLと著作権違反であるとして提訴した。
オープンソースを法律面で支援するSoftware Freedom Law Center(SFLC)は米国時間の12月14日、ユーテイリティツール「BusyBox」の製品への組み込みについて、韓国Samsung Electronicsなど14社を提訴したことを明らかにした。GPLと著作権に違反していると主張している。
BusyBoxはinitやcp、viなどさまざまなコマンドを提供するユーティリティツールで、GPL v2で公開されている。SFLCは今回、BusyBox開発者の非営利母体となり、Software Freedom Conservancy(SFC)の代理として、家電メーカーらを提訴した。GPLではコードの利用に際してソースコードの再配布を求めているが、被告企業はBusyBoxの著作権所有者の許可なく提供を続けていたという。
提訴されたのはSamsung、米Best Buy、米Westinghouse、JVCなど14社で、HDTV、DVDプレーヤーなど約20製品でGPLと著作権の侵害があったと主張している。
BusyBoxとSFLCはこれまでにも、米Xterasys、米High-Gain Antennasなどを相手にGPL侵害訴訟を起こしている。
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