新ブラウザでは、JavaScriptエンジンの実行速度が20%以上高速になり、プラグインチェックツールや“着せ替え”機能「Persona」を搭載した。
Mozilla Foundationは1月21日、新Webブラウザ「Firefox 3.6」の正式版をリリースした。Firefox 3.5から約半年ぶりのアップデートになる。Windows、Linux、Mac OS X向け70カ国語版がFirefoxのページからダウンロードできる。
Firefox 3.6は、バックエンドの強化によってアプリケーション全体の体感速度を向上し、JavaScriptエンジン「TraceMonkey」の実行速度も従来比20%以上高速になったという。Windows 7に正式に対応し、操作性・安定性・体感速度の向上、起動時間の短縮が行われた。また、ワンクリックでブラウザの“着せ替え”を楽しめる「Personas」を標準搭載し、機能だけでなく見た目もカスタマイズできるようになった。
セキュリティ面では、古いプラグインの脆弱性を悪用したウイルス感染のリスクを軽減するため、インストールされているプラグインの更新状態を確認できるプラグインチェックツールを追加した。また日本版では、ユーザが電子政府システムを安全に利用できるよう、GPKI(政府認証基盤)に対応。GPKIが「信頼されたルート証明機関」としてFirefoxの証明書データベースに登録された。
Firefox 3.6の新機能などを紹介した日本語版のページが既に公開されている。
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