HPのBT戦略に沿ったコミュニティーサイト「BTO Club」がBTO Club事務局によって開設された。まずはBTO(Business Technology Optimization)の領域でコミュニティー化を狙う。
ソフトウェア開発技術者やテスト技術者の情報源となりそうなサイトが誕生した。BTO Club事務局が1月25日に開設した「BTO Club」だ。実践的なソフトウェア技術情報などが提供されるという。
ITをBT(ビジネステクノロジー)ととらえ、ビジネスの視点からテクノロジーを考えるというコンセプトを提唱する米Hewlett-Packard。Business Technology Optimization(BTO)はそのポートフォリオの中で、インフラストラクチャーの徹底した管理を行うもの。2006年にMercury Interactiveを買収して得た「HP LoadRunner software」などが同社のBTOを実現する製品ラインとなる。
メインスポンサーに日本HP、そのほかBTOというコンセプトに賛同するベンダーの支援の下で開設されたBTO Clubは、BT戦略に沿ったサイトである。HPのBT戦略は、BTO以外のポートフォリオとして、Adaptive Infrastructure、Business Information Optimizationがあるが、BTO Clubではそれぞれ以下のように日本語で言い換えられており、当面はBTOの領域にフォーカスし、300人規模のコミュニティー化を狙う意向。
HPのBT戦略ポートフォリオ | BTO Clubでのブランディング |
---|---|
Business Technology Optimization | IT開発 |
Adaptive Infrastructure | IT運用 |
Business Information Optimization | IT戦略 |
現在は、幾つかのメディアにおける開発系のニュースを集約したり、HPがグローバルで展開している「HP Community」の内容を和訳していたりするが、情報交換・研究発表の場に成長させたいという狙いがあるようだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.