離陸する電子書籍ビジネスオルタナブログ通信(2/4 ページ)

» 2010年01月29日 17時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]

Google vs 中国の行方

 Googleが中国から撤退するのではないかという報道が、さまざまな分野で波紋を広げた。

 ITmedia海外速報部・佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」のGoogle中国問題で、あらためてブリンの生い立ちを知りたくなったでは、この話題で議論を戦わせたというサーゲイ・ブリン氏について取り上げている。

 考えさせられたのは、新倉茂彦氏「新倉茂彦の情報セキュリティAtoZ」のGoogleの中国閉鎖で思う、色々な立場で「大人な都合」の情報閲覧コントロールというエントリー。フィルタリングの限界と危険性が垣間見えてくるのだ。読者はどう感じただろうか。

 そしてGoogleが中国のAndroid販売開始を延期したことが、青山航氏「Nothing is lost for asking」のグーグルは中国でのAndroidの発売開始を延期で書かれたように、広く報道された。

 Androidは、佐藤由紀子氏のAndroidのコードネーム、エクレアの次は「フローズンヨーグルト」にあるように次期バージョンのコードネームが出てきた。末岡洋子氏「欧州の視点」の「Android」で世界ナンバー2目指す、LGでは、Android販売で世界2位を目指す携帯電話メーカーについて取り上げている。今後の行方を注視したい。

 Googleの携帯電話と言えば、前回も取り上げた「Nexus One」だ。斉藤徹氏「in the looop」の【速報】Nexus One,発売1週間の出荷は2万台。iPhone3GSの1/80,Droidの1/12。その原因は?によると、出足は当初の期待感を下回ったようだ。確かに前評判が高すぎたのは否めない。

次世代iPhoneいよいよ登場か?

 スマートフォン全体はどうかと言えば、iPhoneではなくBlackBerryを購入した中矢徹氏「中矢徹の"Access Best Ambience"」のBlack berry1ヶ月記念まとめ〜「スマートホンは未だ早い」はごもっともかもという、なかなか興味深いエントリーがあった。

 iPhone普及の弊害が、玉木栄三郎氏「ビジネスをデザインするブログ」の無言電話で報告された。おそらく、ポケットなどに入れたiPhoneのタッチパネルが何かに触れてリダイヤルし、その結果、無言電話が増えているのだろう。iPhone所持率の高いオルタナブロガーでは起こり得そうな話だ。

 筆者がiPhoneを購入しない理由の1つは、「おサイフケータイ」に対応していないということだ。しかし大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のiPhoneでSuica、PASMOの決済ができるなんて!によると、近い将来にiPhoneでもFeliCa決済ができるようになるようだ。これで、iPhoneを購入しない理由の1つは消える。迷いどころだ。

 iPhoneと言えば、機能を拡張してくれるアプリケーションの数々が魅力の1つだ。佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」の音声検索の次は、音楽アプリの音声入力だったwや、斉藤徹氏の【速報】 声がバンド演奏になる神アプリ! Voice Band が凄い件で紹介された、音声連動アプリも登場した。

 音声といえば、松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」が、iPhone関連の新たなアイテムを紹介している。

掲載日 CloseBox and OpenPodが紹介するiPhoneの音楽アイテム
1/14 Fingerist、手に入れたぜ!
1/15 Fingerist、持ち歩いてきました
1/19 iPhoneをギターに変身させるFingeristでブルースっぽいものを弾いてみた

 iPhone本体も、次期バージョンのうわさが出ている。青山航氏のiPhone 4G 予想図(写真付き)では、予想図などの噂が紹介された。そして、木村武弘氏「木村武弘のB型ブログ」の次世代iPhoneは4月登場 !?では、4月にも次世代iPhoneが登場するという報道が紹介された。しかし木村武弘氏が指摘するように、割賦縛りのある日本で、複数の携帯電話を持つ一部の層を除けば、ユーザーが付いていけるかどうか疑問が残る。

 個人的に注目したいのは、小林啓倫氏「シロクマ日報」のiPhoneが家庭用エネルギー管理市場のスターになる日だ。iPhoneからこのようなことができるようになれば、本格的な普及につながる可能性は高いだろう。

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