McAfeeの誤検知問題、弁償とサブスクリプション延長で対応

McAfeeは、ウイルス定義ファイルの欠陥が原因で重大な障害に見舞われたユーザーへの補償を表明した。

» 2010年04月27日 08時12分 公開
[ITmedia]

 米McAfeeは、ウイルス定義(DAT)ファイルが原因でコンピュータに障害が発生した問題について、家庭ユーザーへの弁償やサブスクリプションの延長で対応する方針を表明した。

 米国のコンシューマー向けサイトの中でMcAfeeは、欠陥のあるファイルを配布したためにPCに障害が発生したと謝罪した。トラブルに見舞われたユーザーはフリーダイヤルの電話サポートで復旧を支援し、電話で解決できない場合は修復用のソフトウェアをダウンロードまたはCDで提供するとしている。

 さらに、この問題が原因でPCの修理代金が発生してしまった場合は弁償すると表明。また、PCが使用不能になった場合や重大な障害に見舞われたユーザーには、McAfee製品のサブスクリプションを2年間無償で延長すると説明した。

 この問題ではMcAfeeのウイルス対策ソフトで米国時間の4月21日に配信されたDATファイルがWindowsのシステムファイルをウイルスと誤認識してしまい、コンピュータが再起動を繰り返して使えなくなるなどのトラブルが広がっていた。

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