Windowsに新たな脆弱性、Microsoftがアドバイザリーを公開

Windows 7 x64、Windows Server 2008 R2 x64、Windows Server 2008 R2 for Itaniumが影響を受ける。

» 2010年05月19日 11時45分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月18日、Windowsの新たな脆弱性情報が公表されたことを受け、セキュリティアドバイザリーを出して注意を呼び掛けた。

 同社によると、脆弱性はWindows Canonical Display Driver(cdd.dll)に存在する。影響を受けるのはWindows 7 x64、Windows Server 2008 R2 x64、Windows Server 2008 R2 for Itanium。

 脆弱性を悪用された場合、システムが反応を停止して再起動する可能性があるという。理論的にはコード実行も可能だが、カーネルメモリとAddress Space Layout Randomization(ASLR)におけるメモリランダム化のために極めて難しいといい、安定した悪用コードが作成される可能性は低いとしている。現時点でこの問題を突いた攻撃などは確認されていないという。

 Microsoftはこの脆弱性を解決するためのアップデート開発に着手しており、当面の回避策として、Windows Aeroを無効にすることを挙げている。

関連キーワード

Windows | 脆弱性


企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ