マカフィー、クラウド技術を採用したWebセキュリティアプライアンスを発売

Webのコンテンツをリアルタイムに解析する「挙動分析アプローチ」を採用し、インターネットの安全な利用を支援する。

» 2010年06月25日 09時05分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 マカフィーは6月25日、Webセキュリティアプライアンスの最新版「McAfee Web Gateway version 7」を発売した。同社が提供するセキュリティ情報をリアルタイムに活用して、企業におけるインターネット利用の安全性を高めるようにした。

 新製品は、同社が脅威情報を世界中から収集する仕組みの「Global Threat Intelligence」や、不審なプログラムについてユーザーの評価を基にマルウェアであるかを判断する手段の「Artemis」をリアルタイムに連携するようにした。インターネット上からダウンロードされるコンテンツを検査する「挙動分析」技術を搭載する。Global Threat IntelligenceやArtemisで提供される最新の脅威情報を基に、コンテンツ内に悪質なコードや脆弱性を突く手法などが含まれていないかをチェックする。

 同社によれば、企業でのインターネット利用が普及したことで、Webサイトのコンテンツにマルウェア感染につながる細工が仕組まれるようになったという。Webを通じた攻撃の内容は常に変化するため、最新の脅威情報を参考にして、マルウェアをブロックする必要がある。

 地理情報やURL分類を含めたWebレピュテーション機能も搭載した。ユーザーがアクセスを試みるWebサイトの安全性をチェックし、危険なサイトである場合はアクセスをブロックする。マルウェア感染などの危険を事前に防ぐという。また、コンピュータに感染しているマルウェアが重要情報を盗み出して外部の攻撃者へデータを送信するのを検出、遮断するようにした。

 価格は1ライセンス当たり3135円(1001ライセンス以上を導入する場合、初年度保守料込み)となっている。

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