日本ベリサイン、スマートフォン向けOTPの開発キットを公開

iPhoneやAndroid端末で利用できるワンタイムパスワード認証サービス用のSDKを無償公開した。

» 2010年06月28日 14時43分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 日本ベリサインは6月28日、スマートフォン向けワンタイムパスワード(OTP)認証サービス用のソフトウェア開発キット(SDK)を無償公開した。

 同社はOTP認証サービス「VeriSign Identity Protection Authentication Service」を提供する。SDKを利用することで、スマートフォンで同サービスを利用するための認証機能を開発できる。iPhone、Android、J2ME向けの開発キット、マニュアル、サンプルコード、VeriSign Identity Protection Authentication Service検証用アプリケーションで構成されている。

 従来、OTPを利用するためには専用機器を利用するのが一般的だったが、スマートフォンの普及によって、専用機器を使用しなくてもOTP用アプリケーションを利用できるようになった。同社はスマートフォンユーザー向けに、OTPを生成するソフトウェアトークン「VIP Access for Mobile」を提供しており、SDKを利用することでソフトウェアやサービス開発者が、独自のアプリケーションにVIP Access for Mobileを連携するOTP認証機能を組み込めるようになる。

 同社のOTPは30秒ごとに6けたの数字列が生成される仕組みで、第三者によるIDのなりすましの危険性を低減できるとしている。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ