Google Chrome 6.0.472.53では17件の脆弱性に対処した。うち7件が「高リスク」に分類されている。
米Googleは9月2日にリリースしたWebブラウザ「Google Chrome」安定版の最新バージョンで、多数の深刻な脆弱性を修正した。
Google Chrome Releasesのブログによると、最新版の「バージョン6.0.472.53」では、新たに判明した16件を含む計17件の脆弱性に対処した。新たに見つかった脆弱性のリスクレベルによる内訳は、「高リスク」が8件、中程度が4件、比較的リスクの低いものが4件となっている。
脆弱性の発見者にはリスクの程度に応じて報酬を支払った。特に「WebSocketsにおける整数エラー問題」の報告については、「危険度が極めて高い」もしくは「極めて優れた情報」と判断した場合の報酬1337ドルを支払っている。
このほかに、Chrome 5で回避策を取ったとしていたWindowsカーネルの不具合への対応が、実は未解決だったとして、最新版で改めてこの問題に対処している。
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