8月に開発中止が発表されたリアルタイムコラボレーションツール「Google Wave」が、スタンドアロンのアプリケーション「Wave in a Box」として復活する。
米Googleは9月2日(現地時間)、8月4日に開発中止を発表したコラボレーションツール「Google Wave」のコードを基にしたオープンソースのパッケージ「Wave in a Box」をリリースする計画を発表した。Waveのサーバとクライアントを含むスタンドアロンのアプリケーションになるという。
同社は既にWaveのコードを20万行公開しているが、次の段階として、より完全なアプリケーションとして具体化させるとしている。
Wave in a Boxは、現在のGoogle Waveが備えているすべての機能を継承するわけではないが、リアルタイムコラボレーション機能を持ち、ガジェットやロボット、APIをサポートする。ユーザーはこのアプリケーションを使って、自分のハードウェア上でWaveサーバとクライアントを稼働できるという。また、wave.google.comに保存してあるwaveデータをインポートしたり、ほかのWave in a Boxのインスタンスと連携させることもできるようになる見込みだ。
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