iPad利用目的の1位は「ニュース速報のチェック」――米調査

米ミズーリ大学のジャーナリズム研究所の調査によると、iPadで1日1時間以上ニュースを読んでいるユーザーで現在紙の新聞を購読している人の半数以上が半年以内に新聞購読をやめると答えた。

» 2010年12月14日 16時45分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 iPad利用の主な目的はニュース速報や時事問題のチェック――。米ミズーリ大学のレイノルズジャーナリズム研究所は12月9日、このような調査結果を発表した。

 この調査は、主に米国在住のiPadユーザー1609人を対象に、9〜11月の3カ月間に実施された。その結果以下のようなことが明らかになった。

  • iPadの主な利用目的として最も多かったのはニュース速報や時事問題のチェックで84.4%だった。電子書籍、新聞、雑誌の購読が81.5%、Webブラウジングが80.8%、メール送受信が75.8%と続いた
  • 4分の3以上(78.6%)のユーザーが1日30分以上、約半数(48.9%)が1時間以上、iPadでニュースを購読している
  • 回答者のうち931人が現在紙の新聞を購読しているが、その中で1日1時間以上iPadでニュースを読んでいるユーザーの半数以上(58.1%)が向こう6カ月以内に紙の新聞購読をやめようと考えている
  • 回答者の10人に1人が紙の新聞購読をやめてiPadでの電子新聞購読に切り替えた
  • iPadでの有料ニュースアプリ購入やニュース購読について尋ねたところ、判断材料として最も多く挙げられたのは「紙版より安いか」だった。「使いやすさ」と「最低限でも紙版と同じコンテンツがすべて閲覧できること」も挙がった

 回答者の8割が男性で、76.3%が大卒以上の学歴を持ち、55.6%が年収10万ドル以上、平均年齢は48歳だった。

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