離れた拠点の複合機で帳票を出力できる仕組み――キヤノンMJとウイングアークが提供

キヤノンマーケティングジャパンとウイングアークは、帳票システムと複合機を連携させる製品を開発した。

» 2011年03月08日 16時29分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とウイングアーク テクノロジーズは3月8日、帳票システムと複合機を連携させるアプリケーション製品「RDE連携プリント for imageRUNNER ADVANCE」を発表した。キヤノンMJが5月上旬に発売する。

 新製品は、ウイングアークの帳票開発基盤「Super Visual Formade(SVF)」やSVFの利用基盤「Report Director Enterprise」と、キヤノンの複合機「imageRUNNER ADVANCE」を連携させるもの。RDE帳票サーバにあるデータを離れた場所にあるimageRUNNER ADVANCEで閲覧したり、印刷したりできるようになる。

 キヤノンMJによれば、従来は専用ツールを利用してサーバから複合機に印刷を指示することができたが、複合機からサーバに帳票データを要求したり、サーバが印刷完了を確認したりすることはできなかった。新製品によってこれらが可能になるほか、サーバと複合機の間でデータの圧縮と暗号化通信が行える。認証連携も可能で、PCを設置できない工場や店舗、倉庫などと帳票データのある拠点との間でデータを安全にやりとりできるという。

 製品価格は7万8000円(税別)。なお同製品を利用するには、「ウェブブラウザーキット」(税別9万8000円)によってimageRUNNER ADVANCEからWebシステムにアクセスできる環境を準備しておく必要がある。

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