検索精度の向上に取り組むGoogleが、ユーザーが期待に反したサイトを検索結果からブロックし、自分のブラックリストを作れる機能を追加した。
米Googleは3月10日(現地時間)、ユーザーが検索結果から気に入らないサイトを数クリックでブロックし、自分の“ブラックリスト”を作成できる機能を追加したと発表した。まずは英語版のChrome 9、Internet Explorer(IE) 8、Firefox 3.5以上に対応し、順次対応言語およびWebブラウザを拡大する予定という。
同社はここ数週間、検索アルゴリズムの改善やGoogle Chrome向けスパムブロック拡張機能の提供など、検索結果の精度を上げるためのさまざまな取り組みを発表している。
新機能では、ユーザーが検索結果のURLをクリックし、そのまま検索結果ページに戻った場合にそのURLの下に「Block “サイト名” results」と表示される。Googleは、ユーザーのこうした行動は、そのURLがユーザーの期待したものではなかったことを示していると判断し、この機能を追加したという。
新たに加わったこのリンクをクリックすると確認のメッセージが表示され、ブロックが完了する。
以降同様の検索を行ってもブロックしたURLは表示されないが、検索結果にブロックしたURLが含まれる場合、結果ページ上に「You blocked 3 results」などと表示され、ブロックしたURLの管理画面に飛ぶこともできる。この管理画面はGoogleアカウントの設定からたどることも可能。
同機能はGoogleアカウントでログインしていなくても表示されるが、ブラックリストを作成するにはログインが必要だ。
Googleは、当面はブラックリストの情報を検索結果に反映することはないが、検索精度の向上に役立つかどうか見ていくとしている。
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