YouTube、米国で映画レンタル開始へ――Warner Brothersら大手と提携

YouTubeがうわさされていたメジャーな映画レンタル事業を米国で開始する。Warner Brothers、Universal、Sony Picturesら大手と提携し、「インセプション」や「英国王のスピーチ」など人気映画をレンタルする。

» 2011年05月10日 08時05分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Google傘下のYouTubeは5月9日(現地時間)、米国で映画のレンタルサービスを開始すると発表した。「インセプション」など大手映画会社の人気映画をyoutube.com/moviesで視聴できる。まずは約3000本の映画でスタートした。

 YouTubeは2010年1月に映画レンタルサービスを提供しているが、大手のメジャーな作品が追加されるのは初めてとなる。

 公式ブログには提携先の映画会社名は明記されていないが、Warner Brothers、Universal、Sony Picturesの作品が視聴できるようだ。レンタル料金は“業界の標準的な価格”となっており、支払い方法などの詳細は明らかにしていない。

 また、「YouTube Movie Extras」ページでは、映画本編だけでなく、出演者のインタビューや撮影裏話、レビュー記事などを閲覧できる。

 YouTubeによると、YouTubeは現在3億5000万以上の端末で閲覧でき、1日20億回の動画が再生されているという。だが、ユーザーが1日当たりにYouTubeに費やす時間は平均で15分で、テレビの5時間にはまだ及ばない。同社は「オンラインとオフラインの境界が曖昧になってきた今、この状況は変わると考える」としている。

変更履歴:映画レンタル事業自体は既存だったため、記事概要を修正しました。[2011/5/10 9:20]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ