重要なメールのリストを自動作成するツール、センドメールが発売

センドメールは、重要なメールがスパムなどに埋もれたり、対策システムなどでブロックされたりしないようにするためのツールを発売した。

» 2011年06月03日 12時54分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 センドメールは6月3日、シンガポールのTrustSphereが開発するホワイトリスト作成ソフトウェア「LogiQ Ranking Engine」の販売を開始した。重要なメールが支障なく送受信されるのを支援するツールとなる。

 LogiQ Ranking Engineは、重要性に応じた電子メールのリストを作成し、ユーザーは優先メールボックスを設定して重要なメールを迅速に配送するなど、優先順位ごとにメール送受信の可否や転送先を決定できる。センドメールのメールシステム「Mailstream Manager」および「Sentrion」上で動作する。

 送信者情報(Sender IPやSender Addressなど)や、送信ドメイン認証結果(SPF、DKIM)、TrustSphereが保有するホワイトリストとメールの内容を照合し、その結果や通信の頻度、ネットワーク上の通信の振る舞い検知などの情報も加味して、ホワイトリストを自動生成する。従来もキーワードなどの条件から適切なメール配送の設定が行えたが、ホワイトリストを使用することで、精度をより高められ、設定の手間は軽減されるといったメリットとがあるという。

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