インターネットやtwitterのツールへの世界観をうまく捕らえているな〜と思ったんですよね。
竹内義晴氏「竹内義晴の、しごとのみらい」が、「渡る世間は鬼ばかり」とtwitterというエントリーをアップしている。「長年続いている番組なので、あまり時代に影響されない物語なのかと思いきや、Twitterが物語の中で出てきたりと、今の世相をリアルタイムに取り入れてられていることにビックリ」とある。渡鬼は作者の橋田壽賀子氏がリサーチを行い、シリーズごとに何かしらの流行を取り入れている。今シリーズでは、インターネット通販で幸楽の餃子を売ってみたり、おやじバンドの歌がネットCMで話題になったり結果、幸楽の実店舗の集客も上がるというストーリーになっている。
竹内氏が注目したのは、「角野卓造さんの印象に残ったせりふ」だという。
- 「今は、バンドがきっかけで一時評判になっているだけ。これがずっと続くわけではない」
- 「自分たちはできる範囲でやるだけ。それ以上のお客さんは、断ればいい」
- 「これまで、ほそぼそとやってきたことを、これからもほそぼそとやっていきたい」
竹内氏は「一瞬で流行ったものは、一瞬でだめになる」という価値観を最近持つようになったため、これらが印象に残ったようだ。
TwitterやFacebookなどの新しいソーシャルメディアが流行ると、すぐに飛びついて、即効性を求める傾向がある。しかし、これらはしょせんツールにすぎない。大切なのは、「舞い降りた出来事に一喜一憂するのではなく、長い視点を持つこと。一時の評判のために何が必要なのかを考えるのではなく、長く続けるためのスキルやメンタリティを身につけること」だと、竹内氏は渡鬼をきっかけに考えたという。渡鬼はこういう見方もあるのだと、教えてくれたエントリーだった。
MyELの調査(「ブログに関するアンケート調査(第6回)」)によるとブロガーのブログ更新頻度が下がっているそうだ。
いくらやりたいことがあっても、1日24時間というのは変わらない。それをあらためて感じさせてくれたのが、吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」のブロガーのブログ更新頻度が下がっているそうだだった。
TwitterやFacebookなど、新しいソーシャルメディアが流行するにつれ、ブログの更新頻度が下がっているというのだ。確かにオルタナティブ・ブログでも、その傾向は伺える。新規ブロガーが毎月参加しているにもかかわらず、オルタナブログ全体のエントリー数は、緩やかにしか上昇していない。ブログの更新が止まるブロガーも多く、さまざまな理由から卒業していった人もいる。ブログは更新していないのに、ツイートは頻繁にしているブロガーもいる。ブログ、Twitter、Facebookと、それぞれの使い分けをしていくと、結果的にブログの更新頻度が下がってしまうということなのかもしれない。これは、一般のブロガーにしても同じなのだろう。
そして、もう1つ気になったのは、「大震災でソーシャルメディアの信頼度が上がったという報道もあったが、『企業のブログ』でも信頼感は6.0%、『個人のブログ、ホームページ』だと5.8%と、50%を超えている新聞やテレビには遠く及ばない」という事実だ。よく、「マスゴミ」などと揶揄(やゆ)されるマスメディアだが、信頼性はまだまだ、ソーシャルメディアより高いようだ。
息子に「これから観る映画の監督さんだよ」と話したら「えー!」
小俣光之氏「プログラマー社長のブログ」の監督さんにFacebookでお誘いいただき、「ルパンの奇巌城」を鑑賞!で、なかなか興味深い報告があった。Facebookを通じて映画監督から新作の特別上映へ誘ってもらったというのだ。その監督とはネットオークションが縁で知り合い、ブログのコメントなどで親交が続いたという。そしてFacebookが、つながりを深めた。
斉藤徹氏「In the looop」によると、Facebook、ついに7億人を突破したという。続くFacebook、自社公開データの信憑性についてで、そのユーザー数について検証しているが、右肩上がりなのは間違いないようだ。ただし、「昨日、7億人を超えていたSocialBakers統計ですが、本日は1千万人程度減少して6.9億人となっています。何らかのアカウント停止などを実行したのかも知れません。Facebook公表値にこの程度の数値揺れは常にありますので、その点、ご了承くださいませ」と追記されている。
最近は企業のFacebook利用が増加しているが、芝辻幹也氏「芝辻幹也のグダるブログ」の企業マーケターさん! ダミーアカウントでFacebookページを管理していると春のBAN祭りに遭うかもですよ!!でも紹介されているように、「ダミーアカウントを社員のみなさんで使いまわして、Facebookページやアプリなどが突然休止してしまったなんて例」もあるようだ。「プロモーションや個人情報に関してもさまざまな制約があるので、きちんと把握してから行わないと、突然利用停止を食らうことがあるのでご注意を」と警告を発している。
しかし何より大切なのは、「やってみる」ことだ。小俣氏の「できる人」と「できない人」?「積極的な人」「受動的な人」でも「『できる人』『できない人』は、『積極的かどうか』で決まるという感じ」とし、「『積極性』を持つためには(中略)『とにかくまずはやってみる!』ではないか」と指摘している。これはFacebookの話ではないが、「とにかくまずはやってみる!」ことは、何事にも通じるような気がする。
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