Microsoftのセキュリティ検索でポルノサイトに? 検索結果が汚染される

米Microsoftのセキュリティ情報サイトの検索結果が汚染され、一時的にポルノサイトへのリンクが多数表示される状態になっていたという。

» 2011年07月12日 07時29分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftのセキュリティ情報サイト「Microsoft Safety & Security Center」の検索結果が汚染され、一時的にポルノサイトへのリンクが多数表示される状態になっていたと、セキュリティ企業GFI Softwareがブログで伝えた。

 GFI Softwareによれば、Safety & Security Centerの検索ボックスで例えば「girl」と検索すると、検索結果にひわいな用語が多数並ぶ状態だった。ポルノ関連用語で検索すると、汚染はさらにひどかったという。

 この検索結果のリンクをクリックすると、例えば動画を閲覧できると見せかけてマルウェアに感染させるサイトなどにつながっていたという。

 検索結果の汚染には、SEOの手法を悪用して不正なリンクを表示させる検索エンジンポイズニングの手口が使われたとGFI Softwareは解説する。しかも不正な結果が表示されるのは特定の用語を検索した場合のみで、それ以外の用語では通常の結果が表示されるという巧妙なやり方が取られていた。

 GFI Softwareによれば、Microsoft Safety & Security Centerではその後、問題が起きた検索機能を無効にする措置を取ったといい、「Microsoftのマルウェア研究/セキュリティチームならこの問題を迅速に解決するだろう」と予想している。

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