LinkedIn、IPO後初の決算は売上高120%増の1億2000万ドル

5月に株式公開したビジネスSNSのLinkedInの4〜6月期決算は、アナリストの予想を裏切り450万ドルの黒字だった。

» 2011年08月05日 17時10分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米ビジネスSNSのLinkedInは8月4日(現地時間)、第2四半期(4〜6月期)の決算を発表した。株式公開後初めての業績発表になる。売上高は前年同期比120%増の1億2100万ドル、純利益は5%増の450万ドル(1株当たり4セント)、営業利益は87%増の990万ドルだった。売上高はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測の1億450万ドルを上回った。

 会員数は61%増の1億1580万人、1カ月当たりのユニークビジター数は83%増の8180万人、ページビューは80%増の71億回だった。

 売上高を部門別に見ると、人材採用ツールが170%増の5860万ドル、広告が111%増の3860万ドル、有料会員が60%増の2390万ドルだった。地域別の売上高の割合は、米国が68%でそれ以外が32%だった。同社は年内に日本語版を公開する計画だ

 今後の見通しについては、第3四半期の売上高を1億2100万〜1億2500万ドルとみている。

 同社の5月のIPOは、主要SNS企業として初のIPOをして注目を集めた。

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